差出人不明の封筒は開封されない場合があります
封筒に相手の住所・氏名を記入することに集中し過ぎて、あるいは郵便物の集配時間に間に合わせようと慌てて自分の名前を書かずにポストに投函してしまったことはありませんか?
最近では差出人不明の郵便物は開封されないことが多く、また受取拒否で戻ってくることもあるようです。
郵送物に差出人の名前や住所を書くのはマナーとなっており、ちょっとしたうっかりミスで書き忘れたとしても、差出人不明の封筒は、いたずらや不正請求など、悪意のあるものと間違えられます。
また、受け取る側も問題のある封筒を簡単に開封するわけにいかないため、受け取らずにそのまま送り返してしまうことがあるのです。
単なる書き忘れで受取拒否されずに確実に開封してもらうために、差出人の名前は忘れないでしっかり記入しましょう!
そんな時、社名入り封筒を使っていると安心ですね。
会社名が入っているので、受け取った相手の方にも安心して開封してもらえます。
送り先に一報入れると安心
社名入り封筒を使っていたとしても、差し出し担当者の部署や氏名を書いていなかった場合、誰から送られた封書かわからないものを開封するのは少し勇気のいることだと思いませんか?
そんな時は、先方の連絡先がわかれば「裏面に名前を書き忘れて封筒を送りました…」と、電話などで前もって連絡しておくと安心ですね。
受け取る側も安心して封筒を開封できるでしょう。
郵便物(封筒)が配達されず戻ってきた!
書類を郵便で送ったのに配達されずに戻ってきてしまったという経験はないでしょうか?
正しい宛名や住所を書いていても、返還されてしまうケースもあります。
ここでは、郵便物が配達されず戻ってきてしまう理由と、再送する際の手順などについて紹介します。
郵便物が配達されず戻ってきてしまう理由
住所間違い
住所の書き間違いや、あて先の住所に受取人が居住していない場合。
宛名間違い
宛名が間違っていたり、不完全のため、配達できない場合。
保管期間経過
受取人が不在のために、郵便局で預かっていた郵便物の保管期間に受取人が受け取らない場合、配達の翌日より7日間で返還されるようです。
郵便局側のミスで、不在通知票を間違えて他のポストに入れてしまった場合なども考えられます。
切手の料金不足
切手の貼り忘れや、切手の料金が不足している場合。
※料金不足でも配達されて料金が相手方に請求される場合があります
郵便物が返還されずに届いて、切手の料金を相手先の方に請求されてしまう場合もありますので、注意が必要です。
封筒に差出人の名前と住所が書いてない場合に、そうなってしまうようです。
また、差出人の住所と違う集配の管轄内のポストや郵便局で発送した場合も、返還されません。
ビジネスシーンでは、お客様や取引先の方などの信用を失いかねませんので、特にご注意ください。
郵便物を再度送る際の手順
はがきの場合は、返送されたものを修正して出すのが一般的ですが、封筒の場合は、新しいものに換えたほうが良いでしょう。
封筒を新しいものに換え、必要に応じて正しいあて先・住所・氏名を記載し、再度切手を貼付して郵便局に差し出します。
※はがきの場合は、「お返しした理由」の欄を二重線で消去し、必要に応じて正しい宛名・住所・氏名を記載、表面の見やすい所に赤い文字で『再差出し』または『再差出』と記入後、再度切手を貼付して郵便局に差し出します。
<郵便局の過失によって返還された場合>
郵便局の過失によって返還された場合は、該当郵便局に連絡をすると、無料で再度封筒を配達をしてくれるようです。
該当郵便局は、日本郵便の「郵便局をさがす」のページ(こちら)でお探しできます。
郵便物が戻ってくるのをできる限り防ぐために、宛名や住所を正しく書き、適当な切手を貼るように心がけたいものです。